oshamanbe blog

藤井 風さんの「青春病」をピアノカバーしました!

楽譜はこちら

piascorehttps://store.piascore.com/scores/100999

ココロはミュージシャンhttps://www.kokomu.jp/sheet-music/10474

前回カバーした「旅路」の記事にも書かせていただきましたが、藤井風さんは個人的に今最も注目している若手シンガーです!

もちろんこの曲も大好きなので、耳コピが難しそうな曲やなぁと思いつつも挑戦してみることにしました!

配信されてからだいぶ日が経ちますが、今でも歌詞に込められた想いを考察しながらよく聴いてます!
青春を「どどめ色」と表現するセンス、さすがですね…。思わず意味を調べ直してしまいました!笑

◆アレンジについて◆

演奏難易度は
★★★★☆です。

キーは原曲通りで#5つから♭4つのキーの転調が何度も出てきます。

お洒落なテンションコードが沢山出てくるので、コードの響きを生かせるように右手も和音を弾きながら旋律を弾く箇所が多めになっています。

左手のリズムは原曲のビート感を意識して付点やシンコペーションのリズムが中心になっています。

◆演奏上のアドバイス◆

・調号が多いキー同士の転調は黒鍵だらけで、ピアノで弾くには少々厄介です💦
どの音に♯がつきどの音が♭になるか、それぞれしっかり整理したうえで譜読みをスタートさせましょう。

・黒鍵を含む和音はミスが起きやすいです。手首が下がりすぎていたり、弾く位置が鍵盤の先のほう(手前側)になっていると弾きにくく、上手く力が伝わらず音も安定しません。 

より一層手首の高さや鍵盤を弾く位置に気をつけ、ゆっくり正確に和音を弾く練習を繰り返してください。
よく言われることですが、和音は「押す」というより「つかむ」という意識で弾きましょう。

・左手の付点やシンコペーションは軽く、リズミカルに演奏しましょう。
力みすぎると伴奏が重々しくなり、曲が停滞して聴こえてしまうので注意が必要です。 

・個人的な解釈も含みますが、最後のサビの後から静かに曲が終わる直前までの後奏(楽譜では【N】以降)で更に盛り上がるイメージがあり、自身の演奏動画では「♪青春の儚さを…」の後に小さくルバートをかけています。
原曲で最後にサビのメロディをギターが力強く奏でる部分がありますが、ここを楽譜ではオクターブで記譜しています。壮大で力強い音で演奏しましょう。

◆実際に演奏してみて◆

コードを聴き取るのが難しく、楽譜を書く前にピアノで色んなパターンを試しながら採譜を進めました。
アレンジ面での難易度は高かったですが、今回も改めて藤井風さんの楽曲とピアノの相性の良さを再認識しました。

歌詞の内容もそうですが、この曲はどことなくモヤッとした心情というか、青春の不安定でダークな側面を表現されている気がします。爽やかなのにどことなく哀愁が漂う旋律はとても感情移入しやすく、色んな自分の経験を思い返しながら演奏しました😅 

まだまだ詰めが甘いかな〜と思う部分もあるので、もう少し極めて何らかの機会に人前で演奏したいです!笑

藤井風さんの楽曲はこれまでにも「帰ろう」、「何なんw」「旅路」をそれぞれピアノカバー、楽譜配信をしております。(21年5月時点)


またカバーさせていただく際には心して臨みたいと思います!