Official髭男dismさんの「Cry Baby」をピアノカバーしました!
楽譜はこちら
【piascore】https://store.piascore.com/scores/103078
【ココロはミュージシャン】https://www.kokomu.jp/sheet-music/11012
メンバーからも「問題作」と言われているこの曲ですが、よく話題になるのが曲中の転調の回数です!
自分が数えた回数だとはっきりしたものだけで10回、解釈の仕方によってはそれ以上の回数の転調が行われています。
この調が終始安定しないところが不安定で緊張感のある曲調を演出している1つの要因になっている気がしますが、一方でしっかりキャッチーな曲としても成立しているところが凄いです!
転調が多いといっても闇雲にしている訳ではなくそれぞれ関係の近い調に転調しているので、通して聴いても曲としての流れは全く違和感ないですね。
よくこんな曲が作れるな…
◆アレンジについて◆
演奏難易度は
★★★★☆ です。
転調が多いので、原曲の雰囲気を大事にしたうえでその他の難しい要素を極力抑えられるよう意識してアレンジしました。
調だけでなくリズムもシャッフルからイーブンに何度も切り替わるので、リズムの取り方にも注意しましょう。
◆演奏上のアドバイス◆
・頻繁に変化する各箇所の調号をよく確認して練習してください。
・1番練習が必要なのはAメロ部分かと思います。
特に5小節目や9小節目に出てくる左手2拍目裏の「ファ」の音が弾きにくいので、右手と合うタイミングに注意しながら丁寧に練習してください。重くならずに、歯切れ良く打鍵してください。
2番では右手が忙しくなるので、力んだりテンポが走らないようにフレーズを弾き終えた後の脱力を意識して演奏してください。
・楽譜【C】の部分にあたるBメロ部分は少し曲調が平和な雰囲気になり、演奏上も比較的弾きやすい箇所になります。Aメロの緊張感ある曲調からがらりと雰囲気をかえて、柔らかい音色を意識してください。
・サビ途中での転調部分は特に調号の切り替わりをしっかり頭に入れて練習しましょう。最初は転調前と転調後に分けて練習するのも良いかもしれません。
◆実際に演奏してみて◆
もちろん今までアレンジしてきた楽曲のなかでもここまで転調の多い曲は初めてだったので、演奏中の頭の切り替えが大変でした。特に最後のサビではトドメと言わんばかりに転調が追加されるので、最初に弾いた時は分かっていてもミスしてしまいました。笑
このように最初は転調に気をとられがちでしたが、慣れてくるとしっかり曲に入り込めて演奏することができました。
今まで演奏した曲にも言えますが、髭男さんの曲の力強いメロディラインは弾いていてとても気持ちが高まりますね!
アレンジしたことも含め、良い勉強になりました!
Official髭男dismさんの楽曲はその他にも「I LOVE…」「パラボラ」「Universe」をピアノカバー、楽譜配信をしています。よろしければこちらも是非ご視聴よろしくお願いします!