oshamanbe blog

私Oshamanbeは普段自身のピアノ教室にて基本はクラシックを中心にレッスンを行っていますが、最近は耳コピやアレンジを習いたいという生徒さんも増えてきました。

ピアノ系のインフルエンサーがYouTubeから沢山出てきている影響も大きいように思えます。

ある中学生の生徒さんは小学生時代そこまでピアノに対して熱心ではありませんでしたが、今はゆゆうたさんやよみぃさんの影響を受けアレンジやコード弾きを熱心に勉強しています!

どのようなジャンルでもピアノを続けるきっかけになってくれるのは嬉しいことですね!

今までにも耳コピは色々な場面でやってきましたが感覚に頼っている部分も多く、いざ教えるとなるとなかなか言葉にして伝えるのが難しいものでした。😅

そこでアウトプットの参考に購入してみたのが、書籍「ずっしーのピアノ教室 音楽経験ゼロから大好きな曲を弾けるようになった僕の耳コピアレンジ習得法」です。

ご存知の方も多いかと思いますが、ずっしーさんはYouTubeチャンネルにてさまざまなアレンジ法をわかりやすく紹介してくれる動画を沢山出されています。

こちらの本も動画同様、耳コピアレンジの極意をわかりやすく紹介してくれています!

例えばよく耳コピ=「絶対音感基準の音がなくても音の高さを判別できる能力)」が大前提のような誤解がある印象がありますが、こちらの本では後天的に鍛えることができる「相対音感」をいかにして高めていくか、ということを中心に書かれています。
相対音感は一般的に基準音からもう一方の音がどれだけ離れているかを判別したりする能力とされがちですが、ずっしーさんは「調を基準にメロディやコードを判別する能力」と表現されています。

耳コピアレンジ力を鍛えるうえでは移動ド曲のキーに合わせて「ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド」の位置を変えて音(階名)を読む方法。 例えばFメジャーのスケール「ファソラシ♭ドレミファ」を「ドレミファソラシド」と読む)の考え方で音の調における「役割」を意識して音を判別することが大切なんですね。

新しい考え方を色々と知れました!

ずっしーさん自身18歳からピアノを始めて耳コピアレンジの技術を習得されたということなので驚きです…。

ちなみに僕は子どもの頃から「固定ド曲のキーに関係なく音名をそのまま読む方法 )」の考え方だけが染み付いていたので、教員時代も吹奏楽の指導などで移調楽器への指示をするときに頭がこんがらがりそうになってました。😅自分も含めピアノを小さい頃から習っている方には「移動ド」が苦手な方が多いようですね💦

この本は完全に初心者向けというわけではなく読むにあたってコードネームや専門用語についてある程度の前知識があった方が読みやすいかと思いますが、もともとピアノをやっていてこれから耳コピアレンジにも挑戦してみたいという方は、一読する価値が十分あるかと思いますのでおすすめです!